-ちば恐竜博 羽毛恐竜編-

今回のご紹介するのは、「千葉県立中央博物館」で開催中の『ちば恐竜博』です🦖

平成24年春、平成24年秋、そして平成30年夏と過去3回開催した同博物館ですが、
あれから長い年月を経て、この夏!遂に4回目の開催となりました!
さて、どんな恐竜が公開されているのか?実に楽しみで仕方がありません
実際に足を運び、その目で見て貰いたいところではありますが、
自分なりに見所を紹介するこで、より恐竜博を楽しんで頂きたくお話させて頂きます!

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さて、夏休みになる前のこの時期を狙ってやってきました『ちば恐竜博』。
「千葉県立中央博物館」は過去に二度ほど来館したことはあるけど、
とりわけ特別展が開催されている時期ではなかったので、
正直、特別展に対する期待値は爆上がりしてます!それも恐竜だしね!
では、始めましょう!




今回は「羽毛をまとったハンター」という事で、「羽毛恐竜」についてお話します!




ではでは、「羽毛をまとったハンターたち」を説明するよ!




大型肉食恐竜の傍らで、
小型の俊敏な捕食者として独自の生態的地位を確立したのが
「コエルロサウルス類」なんだ。


 

あまり馴染みのない恐竜と思うけど、
先ずはどんな恐竜なのかを説明しておこうかね




コエルロサウリア類、ティラノサウルス、そして鳥類は、
前回も解説したとおり、「獣脚類」という肉食恐竜のグループに属すんだ



つまるところ、大きなグループであるコエルロサウリア類の中に
ティラノサウルスや鳥類が含まれており、
鳥類はコエルロサウリア類から進化した「生き残った恐竜」となる。




コエルロサウリア類の主な特徴は、名前の意味が「中空の尾を持つトカゲ」であり、
前のあしに3本の指があって、尾が細長い。




仲間の中には羽毛を持つものも多い。
また、肉食だけでなく、草食や雑食へ進化した仲間もいるんだ。




ティラノサウルスは「獣脚類」の中の「コエルロサウルス類」に属し、
鳥類とは大きな木(系統樹)で同じ枝につながる非常に近い親戚です。




故に、鳥類はコエルロサウルス類から進化したため、
ティラノサウルスにとって鳥は「直近のグループの仲間」にあたるんだよ。




続いては、「鳥類と共通する特徴」についてお話するね




共通する特徴としては、空気が入って軽い骨や、
鳥に似た足の形をしているんだ。




ティラノサウルス自身も、全身がうろこだけでなく、
一部に羽毛があったと考えられているよ。



そして、コエルロサウルス類の仲間であるディロングや
ユーティラヌスには羽毛が見つかっているんだ。





呼吸の仕組みは鳥と同じように、
空気が一方通行で肺を流れる効率のよい呼吸システムを持っていたとされます。




では、次はこちらの化石を見て欲しい




これはコンプソグナトゥス科の恐竜の化石なんだ。

という事で、ここからは
後期ジュラ紀から前期白亜紀にかけて生息した小型肉食恐竜のグループで、
化石は主にヨーロッパとアジアで産出された「コンプソグナトゥス科」についてお話しするよ




コンプソグナトゥス科は、ニワトリから最大でも1mほど(体重は2㎏前後)の
極めて小型な二足歩行の肉食恐竜のグループなんだ。
後期ジュラ紀から前期白亜紀にかけて生息し、軽い骨格と鋭い歯を持ち、
素早い動きでトカゲなどの小動物を捕食していたよ。




さて、何故にこの恐竜のお話をしたのかと言うと、
コンプソグナトゥス科のすべてが大型肉食恐竜の様態とは限らないが、
グループ内の一部に大型獣脚類の子供が含まれている可能性が指摘された。




そうなると、科自体の正当性に疑問が呈されているんだ。
なので、この話に関してはまだまだはっきりとは答えが出てないんだよね。




再び、羽毛の話に戻るけど、
科に属する一部の仲間(シノサウロプテリクスなど)の化石からは、
全身を覆う単純な羽毛の痕跡が見つかっているんだ。




一方で、コンプソグナトゥスやジュラヴェナトルの尾や後脚からは、
鱗の痕跡も確認されている。




分類上の特徴としては、
姿かたちが一般的な小型獣脚類の基本形(保守的な形態)をとどめており、
本当に一つのまとまった独立したグループ(単系統)なのか、議論が分かれているんだ。

※一部のコンプソグナトゥス科化石は、大型テタヌラ類などの幼体であると判明している。




古生物学者アンドレア・カウ氏らによる2021年?2024年の系統解析論文などでは、
これまで「コンプソグナトゥス科」に分類されていたいくつかの化石標本が、
独立した小型種ではなく「それぞれ異なる大型テタヌラ類
(メガロサウルス類やカルカロドントサウルス類など)の孵化したばかりの幼体(赤ちゃん)」
であることが突き止められているんだ。





こちらも会場に展示されてますが、
先ほどの説明の中に登場した「シノサウロプテリクス産状骨格」。
原標本は世界で初めて報告された"羽毛恐竜"の化石で、
極めて保存状態が良く、体色まで判明しています。
胃の内容物からトカゲや哺乳類の骨が発見されており、
素早い小動物を捕食する俊敏なハンターであったことがうかがえるんだ。




では、その他の羽毛をまとったハンターたちを紹介していきたいと思う




では、最初に登場する羽毛をまとった恐竜はこの化石だけど、
何と言う恐竜か分かるかな?




うん、大正解!
この化石はミクロラプトルものだ




こちらはドロマエオサウルス科のミクロラプトルで、
約1億2,500万年前のアジア(中国など)に生息したカラスほどの大きさの小型肉食恐竜。
名前の由来は、ラテン語で「小さな泥棒」を意味するんだ。




前肢と後肢の4本の足すべてに長い羽毛が生えた「4枚の翼」を持ち、
木から木へと滑空して暮らしていたことで知られてるよ。




主な特徴としては、前脚だけでなく、
後ろ脚にも風切羽(かざきりばね)のような発達した羽毛があったんだ。




それと、化石の微細な構造(メラノソーマ)の分析から、全身の羽毛は黒く、
光の当たり方で玉虫色に輝いていたことが判明している。
僅かな情報から研究して、そんな事まで分かるとは驚きだよね!




ミクロラプトルは、主に木の上に暮らす樹上棲なので、
昆虫や魚、トカゲや小型脊椎動物を食べていたと考えられているんだ。
なので、幅広い動物を食べていたと言われてるよ。




ヴェロキラプトルなども含まれる「ドロマエオサウルス科」に属する獣脚類は、
鳥類に非常に近い進化上の親戚にあたるんだ。




さて、話を少しばかり脱線させてしまうけど、ミクロラプトルの発見初期にあった
少しばかり面白く、本人にははた迷惑な話をするね。

発見初期には、別の動物の化石と組み合わされた偽造標本
「アルカエオラプトル」の一部として混乱を招いた歴史があるんだけど、
その後の正確な研究で独立した重要な新種として認められましたんだ。




「アルカエオラプトル」の一部と勘違いされた歴史的事件、
これを「アルカエオラプトル事件(アーカエオラプトル事件)」というんだ。




アルカエオラプトル事件(アーカエオラプトル事件)とは、
1999年に起きた恐竜と鳥類の進化を示す偽の化石をめぐる大スキャンダルなんだ。




中国で採掘された複数の化石を接着して作られた合成品が
「恐竜から鳥類への進化のミッシングリンク」として発表され、
のちに雑誌の誌上で大々的な捏造と判明しました。

※CT解析によって複数の本物の化石片を繋いだ合成標本だと判明。




アルカエオラプトル(アーカエオラプトル)とは、どんな恐竜だったのか?
非常に気になるところではあるけど、ネットで調べる限りでは、
ナショナルジオグラフィックに掲載されたんだとか…
それでも、全体像を探し当てられなかったんだよね。残念。




画像の左下がヤノルニス。歯を持つ原始的な鳥類の仲間。
アルカエオラプトル(アーカエオラプトル)の頭部と上半身はヤノルニスで構成し、
身体の全体後半(尾の部分など)をミクロラプトルで構成していたというんだ。

ウルトラマン(正確にはエースやタロウなど)に登場した合体怪獣の様に、
各々の特徴的な部分(優れた部分)が選出されているのかと思ったが、
ミクロラプトルは納得出来たけど、何故にヤノルニスの頭部?
などと思ってみたりしました。まあ、鳥という点を強調したかったのかな…




さて、脱線してしまったので、「その他の羽毛をまとったハンター」の話に戻るけど、
例によってまた無駄話に時間を要してしまったこともあり、
申し訳ないけど、ここからは少し駆け足で説明していくね!




ユタラプトル

ユタラプトルは、約1億3,500万~1億4,000万年前のアメリカ・ユタ州に生息していた
最大級のドロマエオサウルス科(ラプトル)の肉食恐竜です。




体長は5~7メートル、体重は300kgを超え、
ヴェロキラプトルの何倍もある巨大な体と、足の強力な「鎌状の爪」が最大の特徴。




映画『ジュラシック・パーク』に登場する「ヴェロキラプトル」は、実は体長が約2メートルの小型でした。
映画のモデルとなったのは一回り大きいデイノニクスや、このユタラプトルに近いサイズ感なんだ。
とは言え、実際のユタラプトルはさらに大きく、人間を軽々と圧倒するサイズだったんだよね。

そうそう!これも話しておこうか!
ユタラプトルの発見には、恐竜の「名前」にまつわる面白いエピソードがあんだ。




1991年、アメリカのユタ州で化石が発見されました。
発見者の1人であるジム・ジェンセンは、映画『ジュラシック・パーク』の公開を控え、
映画の原作者マイケル・クライトンに敬意を表して、
一時「ユタロプトル・クライトニ」という学名を考えました。




しかし、最終的な正式学名は「ユタラプトル・オストロミ」
(著名な恐竜学者ジョン・オストロムへの敬意)となったんだ。




狩りのスタイルはというと、小型ラプトルが敏捷性に優れていたのに対し、
ユタラプトルは巨大化していたため、スピードよりも強靭な筋力や、
足の巨大な鎌状の爪、強力な顎を活かして、
当時同じ地域にいた大型のイグアノドン類などを襲っていたと考えられてるんだ。

では、ユタラプトルのお話はここまでで、
先ほどから良く名前の出る「ディノニクス」についてお話しようと思う。




ディノニクスは、約1億1100万年前に北アメリカで生息していた
小型から中型の肉食恐竜なんだ。




名前はギリシャ語で「恐ろしい爪」を意味し、
後ろ足の第2趾にある大きく湾曲した鋭い鎌状のかぎ爪が最大の特徴なんだ。




1964年、古生物学者ジョン・オストロムがアメリカ・モンタナ州で
ディノニクスの化石を発見しました。

当時、恐竜は「動きが鈍く冷血なトカゲの化石」と思われてたんだ。
しかしオストロムは、ディノニクスが俊敏で活発なハンターであった事を見抜き、
恐竜観を180度覆す「恐竜ルネサンス」の引き金となるんだ。

では、そんなディノニクスの特徴と生態について触れたいと思う。




普段は地面につけずに持ち上げられていた第2趾の爪は、
獲物に飛びかかって突き立てるための武器なんだ。




現在では、鳥類に非常に近縁なグループであるため、
全身が羽毛に覆われていたと考えられているんだ。




一時期は群れで自分より遥かに巨大な恐竜を協力して襲う姿が描かれ
、恐竜の知性の高さを象徴する存在となったんだ。




ちなみに、その巨大な恐竜を協力して襲う姿は化石でも展示されてるんで、
当時の情景を思い浮かべながら是非見てみて欲しいです!




さて、そんな訳で最後の方は駆け足となってしまいましたが、
なるべく多くの恐竜を紹介したく無理くり詰め込んでしまった感がありましたが、
小ネタ的なエピソードも交えて話しましたが如何でしたでしょうか?




それでは次回は遂に!
私、葱太郎が愛して止まない「太古の海の支配者」の回となります。
どうぞ、お楽しみにお待ちください!

ではでは!



◆千葉県立中央博物館◆

場所:千葉県千葉市中央区青葉町955-2
【アクセス】





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