
-わに編-
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この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
あくまでも作者の妄想が生み出した「葱太郎」によるフィクションとエンタメ、そして、
個人的な願望を好き勝手に盛り込んで作り上げた日常が舞台のお話です。
もしかしたら、知ったフリして平気で嘘付いている可能性もありますし、
到達しなかった人類の考えを遥かに超越した新たなる心理に触れるかも知れません。
が、何度も良いますが、この物語はフィクションです。大切なので二度言いました。
葱太郎、上野へ!!

上野に呼び出されたきゃさりん、今回のテーマは『動物』と聞いて、
これは絶対に動物園だと疑うこと無くやってきたが…
駅に到着して葱太郎と合流したものの、辿り着いた先は国立科学博物館だった

きゃさりん:ここって博物館ですよね?
葱太郎:うん、そうだよ。
見ての通り、今回は『ワニ』がテーマだけど、タイミング良くここの企画展で
ワニに関する展示をしていたので、これしかない!って事でここにしたんだけど
何かおかしなことでも??
きゃさりん:確かにワニも動物ですが、まさかワニだけとは…
葱太郎:あれ?きゃさりんはワニは好きじゃない?
きゃさりん:そうですね、ワニなので好きかどうかと聞かれたら、
あまり好きな方では無いかも知れません
そもそも、怖い動物ってイメージしか無いですし…
葱太郎:あれ?きゃさりんはワニは好きじゃない?
※企画展「ワニ」は国立科学博物館にて開催されてましたが、
2026年3月1日をもって終了してます。

葱太郎:そしたら、今回色々とワニを知ることで少しは興味を持つんじゃないかな?
きゃさりん:そういうものですかね?
葱太郎:うん、そういうもんだよ
なので、先ずはワニ自体を触ってみようか!

恐る恐るワニの背中をさすってみる、きゃさりん
きゃさりん:考えてみたら「ワニ皮」なんてものが財布やバッグにありますね!
まさにそのまんまの感触です!硬いです!
葱太郎:だよね!
ワニの体、さっき触った背面には規則正しく並ぶ大きな鱗があって、とても硬いんだ!
きゃさりん:なるほど、あの凸凹した背中の硬い部分は鱗なんですね!

葱太郎:ちょっと、頭上を見てくれないかな?
言われるがままに上を見て驚く、きゃさりん
きゃさりん:葱さん!あんなところにワニが!
葱太郎:さっき触った背中は凸凹な鱗だったのに、お腹の方はどうかな?

きゃさりん:なんだか、蛇やトカゲに似てますね
葱太郎:良いところに気付いたね!
パッと見には同じに様に見えるんだけど、実は蛇だけでなく、トカゲもそうだけど
それぞれが腹部の表面を鱗で覆うという共通点は持っているものの、
蛇は「腹板」と呼ばれる、横に長く並んだ特有の鱗を持っていて、
この鱗を地面に引っ掛ける事で手足が無くても前進が出来るんだ。
きゃさりん:なるほど…

葱太郎:トカゲは腹部に細かい鱗が密に並んでいて、
大半のトカゲは4本足で体を支え、腹部を地面から浮かせたり、
時には擦りつけたりするのは日光浴の際に熱を吸収しやすくするためなんだ。

きゃさりん:蛇とトカゲでそんなにも違うんですね…
葱太郎:最後にワニの腹部はご覧の通り、非常に厚く硬い鱗に覆われてて、
陸上での移動や水中での衝撃から体を保護する構造なんだ。

きゃさりん:とても勉強になりますね!
葱太郎:でしょ!ほんと、今回の企画展は凄く勉強になるから、これを機に
ワニについていっぱい学びましょう

葱太郎:ちなみに、ここにワニを解体したものがあるんだけど、さっきの鱗以外にも
ワニならでは特徴がいくつかあるんだけど、その辺の話はこの後の展示でしようかね
きゃさりん:はい、了解です!
少しですが、ちょっと面白くなってきました
葱太郎:良いねー!
伊豆熱川には「バナナワニ園」なんて、ワニだらけの施設もあるんで、
ここで勉強してバナナワニ園を100倍楽しめるようにしよう!
ちなみに、さっき見た頭上にワニが居たアレ、アレも本物のワニが頭上にいて、
それを下から見ることがバナナワニ園では出来るんだよ
きゃさりん:いや、本物のワニが頭上に居て見れるのは面白そうだけど、
100倍も楽しめなくても…、
あ!
葱太郎:あれ?どうしたの?
何か気になるものでもあったかな?

きゃさりん:いえ、そう言えばワニって日本には居ないんだなぁ~と
葱太郎:なるほど…
では、その辺りも含めて順番に説明を見ていこうか
きゃさりん:はい!是非お願いします!

葱太郎:そしたら、先ずはワニの種類についてからかな
ちなみにきゃさりんはワニって何種類いるのか知ってる?
きゃさりん:ワニはワニしかいないので1種類じゃないんですか?
葱太郎:残念!不正解
ワニは現在、世界中に27種類、さらに3科に分類されるんだ

葱太郎:例えば、今きゃさりんが今見ているワニがいるよね
このワニもそのうちの1種類であり、3科の中のいずれに該当するんだ
きゃさりん:そうなんですか…
そしたら、このワニが何科になるんですかね?
葱太郎:このワニは「アリゲーター科」だね
では、3科の見分け方もそうだけど、先ずはきゃさりんの先ほどの疑問、
そちらから勉強して行きますか!
きゃさりん:はい!お願いします!
葱太郎:このワニは「アリゲーター科」なんだけど、何処に棲息、
つまりは棲んでいるか分かります?国とか地域とかで答えてみてほしい
きゃさりん:やっぱりワニのイメージってアフリカなんじゃないかな?
良く川に隠れて動物を襲うシーンをテレビで見ますし

葱太郎:お、それはナイル川の話っぽいね!
しかし、先ほどのアリゲーター科のワニは8種類中の7種類が南北アメリカ大陸なんだ
では、残りの1種類はどこ?って話だけど、それがアジア(中国)なんだ
きゃさりん:クロコダイル科って名前がありますが、
さっきの話にあった3科のワニのうちの1科になるんですか?

葱太郎:まさにその通り!
このクロコダイル科は3科でも唯一東西に分布して棲息するワニの種類なんだ
さっきテレビで見たって話のワニはたぶん、このクロコダイル科だろうね
きゃさりん:クロコダイル科とアリゲーター科では何が違うんですか?
そもそもアリゲーターってワニを英語でいった場合ではなかったんですかね
葱太郎:そこだよね!分かりますよ、その気持ち
自分もそう思っていた節があるんだけど、クロコダイルもまた英語でワニなのでは?
と、疑問に思ったりして調べたら、
大型のワニを「クロコダイル」、小型のワニを「アリゲーター」というらしい
きゃさりん:なるほど…
では、あと1科は何になるんですか?
中型のワニとか?

葱太郎:残念だけど不正解!
答えはこの東南アジアに分布して棲息する「ガビアル科」なんだ
そして、他の2科とは圧倒的に異なる特徴を持ち合わせているんだけど
何か分かるかな?
きゃさりん:このワニ、口が凄く細いんですけどw
葱太郎:正解!見たまんまだよねw
じゃあ、次は3科のワニの特徴をそれぞれ説明して
どのワニがどの科に属すのかを勉強しましょう!

葱太郎:では改めて、ワニの種類は世界の熱帯域を中心に27種おり、
クロコダイル科、アリゲーター科、そしてガビアル科の3科に分かれる
と、ここまでは先ほどまで話した内容だけど、
次は3科の特徴について学んでいきたいと思う
が、その前に…
きゃさりん:どうしたんですか?
葱太郎:大事な事を忘れていたのに気付いたんだよね
「日本にはワニは居ないのか?」
きゃさりん:そうです!それ、知りたいです!

葱太郎:結論から言ってしまうと、日本には野生のワニは生息してないんだ
だけど、大昔(約400万~2000万年前)には「マチカネワニ」などのワニが存在していたんだよね。
現代では、南西諸島などの沿岸に東南アジアから海を渡ってワニが漂着する事例が、
江戸時代からごく稀に報告されてはいるけど、何処かの川に棲息している話は無いんだ
きゃさりん:それを聞いたらホッとしたような、何処か残念な気持ちです
ちなみに「マチカネワニ」ってどんなワニなんですか?
葱太郎:大阪大学豊中キャンパスの理学部校舎建設現場で発見されたんだけど、
全長7mほどの大型のワニだったんだ
きゃさりん:えー!凄い!
もはやワニを超えて恐竜じゃないですか!
葱太郎:ホント、サイズ感がヤバ過ぎるよねw
とは言え、日本はワニにとって気温が低すぎるため、野生の定着個体は存在いないんだ
過去に漂着したという目撃例だと、 鹿児島県の奄美大島や西表島、沖縄県、小笠原諸島などで、
大型に分類されるイリエワニが漂着した記録が残っているくらい。
さらに言えば、食文化としての「ワニ」が 広島県北部や島根県などの山陰地方で伝わるが、
これはサメの肉を「ワニ」と呼び、郷土料理として食べられているもので、
似たような話だと「因幡の白兎」の話に出てくる「ワニ」もサメだったりする。
きゃさりん:なるほど…、とても勉強になりました

葱太郎:じゃあ、話をもとに戻して3科いるワニの説明をするよ
先ずは大型のワニ、「クロコダイル科」から
きゃさりん:はい!お願いします!
葱太郎:クロコダイル科は世界的に分布してるけど、主にアジア、オセアニア
そしてアフリカで多様性が高くなっているんだ

葱太郎:クロコダイル科の特徴はイリエワニを筆頭に身体がでかいんだけど、
そのほかにはV字型の吻と、口を閉じた際に上下の歯が嚙み合って両方見えるんだ
また、V字型の吻は速さと力のバランスがとれた形態で、様々な大きさの獲物に
対応出来るという利点があるように、性格は凶暴で人間を襲うことがあるよ
きゃさりん:まさにイメージ通りのワニ、そのものです!
葱太郎:ちょっとした豆知識だけど、腰を上げて歩くという特徴もあるんだ

葱太郎:次のアリゲーター科は南北アメリカ大陸に多く棲息してで多様性が高く、
小型種が多いものの、中には5mあるクロカイマンの様な大型種もいるんだ
きゃさりん:ところで急に出てきた「カイマン」って何ですか?
葱太郎:カイマンはアリゲーターの親戚にあたるワニで、体長は種類によって異なるんだ。
一般的に2メートル前後の小型種が多く、最小のコビトカイマンは約1メートル、
最大のクロカイマンは4メートル以上に成長するんだよね!
きゃさりん:なるほど、アリゲーター科だけ親戚が居るのもそうだけど、
そんなに小さなワニが居るって事も面白いです
葱太郎:そう言えば実際に飼育可能なワニで、コビトカイマンなんてワニがいるんだけど、
それでも最大で成人男性くらい(170cmくらい)にはなるんで、
一概に小さいとは言え、人間と比べたら大きいかも知れないかな

葱太郎:そんなアリゲーター科(カイマン含む)の特徴は大小様々な種類がいて、
幅広いU字型の丸い吻で、口を口を閉じた際に下顎の歯は上顎のくぼみに収まるため
側面から見た際には上の歯だけしか見えないんだ
また、U字型の吻は頑丈な咬合力を出しやすく、硬い獲物をかみ砕く力に比重が高い、
ここまでの説明だとクロコダイル科と同様に凶暴なイメージがすると思うけど、
なんと!性格は比較的温厚だったりするんだよね
きゃさりん:えー!見た目に反して意外過ぎる!w
葱太郎:こちらはクロコダイル科は違い、腰を引きずって歩くという特徴もあるんだ

葱太郎:最後はインパクトのある容姿をしたガビアル科は現在の分布がアジアに限定されるが、
かつては世界各地に居た事が化石から判明しているんだとか
きゃさりん:他のワニは捕食に適した吻を持っていたけど、
ガビアル科はなんだか弱そうというか、迫力に欠ける気がします
葱太郎:いやいや、そうは言ってもワニだからね、ガビアルもさ
先ず細く長い吻と鋭い歯を持ち、口を閉じた際も上下の歯が噛み合い迫力満点!
さらには細長い形の吻は水中で動かす際には水の抵抗を減らし、
素早く動く水中の魚を捕らえるのに適した素早い動きを可能とするんだ!
きゃさりん:凄い!他の種類のワニよりも合理的な狩りをするんですね
葱太郎:しかも、性格も比較的大人しく、人間を襲った報告が無いんだとか
主食が魚という点も大きいとは思うんだけどね
それもあってか、ガビアル科は主に水中で生活するんだ

きゃさりん:同じワニなのに、こんなにも違いがあるなんて面白い!
そして、自慢じゃないですが、3科の違いが分かったので動物園や水族館では
ちょっとした豆知識として自慢が出来そうですw
葱太郎:いやいや、きゃさりん
こんなのはまだ序の口で、もっとワニを深く知る事で面白い生態や、
ワニに関する意外な知識を身に着けられるもんだよ!
きゃさりん:ですよね!もっと色々と知りたくなってきました!
引き続き、説明をお願いします
葱太郎:じゃあ、次はワニに関するもっと深い話とかを!
と、思ったのですが…
どうやら今回は時間切れなのでここまでで終了です
が、続きはまた次回のお楽しみってことで!
きゃさりん:え?終わりなんですか??
葱太郎:まあ、次回はもっとワニの色々を説明しますし、
ワニ自体の生態も詳しく勉強出来るんでご容赦を!
ではでは!
きゃさりん:本当に申し訳ございません。
次回をお待ちください!


旅のついでに聖地を巡礼、ついでがガチになることも
そんな「どうでも良い事」にお付き合い下さい!
2026.03.xx 更新