
でこぼこ三人衆 Presents
- 第2話 弁慶濠の河太郎-

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葱太郎:では、今回も「弁慶濠の河太郎」のお話からお聞き頂きたいと思います。
その昔のこと。江戸のとある侍に仕える従者が、帰り道に弁慶堀のそばを歩いていた。

既に夜も更け、周囲には灯りも無くまったくの闇であった。ふと、堀の中から従者を呼ぶ声が聞こえ、
見ると、堀の中で小さな子供が手招きをしていた。、

従者は、さては子供が水に落ちたのかと思い、助けるために手を差し伸べた。
しかしその子供は、まるで岩か何かのようにまったく動かず、
それどころか従者はどんどん堀の中に引き込まれてゆく。

従者は必死の思いで手を振りほどき、家へ逃げ帰った。、

家に帰り着いた従者を家人たちが迎えると、従者は放心状態の上、
全身がずぶ濡れで酷い悪臭が漂っていたという。

-後日談-
翌日になると従者は正気に戻ったが、異様な疲労感に満ちていた。
やがて4~5日が過ぎると、疲労感は抜け、全身の悪臭も消え失せた。
一連の出来事を知った人々は、弁慶掘に住む河太郎(河童)の仕業だろうと噂したとさ。

葱太郎:という事で、今回もまた河童の話ですが、なんと!今回は実際に被害に遭うという、
なんてこともあって、遂に河童自身の姿も出てきたのですが…
きゃさりん:え?東京のしかも都心部にも河童っていたってことですか??
葱太郎:都心どころか、下の地図を見て貰うと分かり易いけど場所は赤坂なんですよ!
きゃさりん:あ!本当だ!ホテルニューオータニの直ぐ真横のお濠なんですね

葱太郎:きゃさりんが言ったように、そのホテルニューオータニへ向かう時に渡る橋が弁慶橋と言って、
その橋の下に広がるお濠が舞台となる「弁慶濠」なんだ

きゃさりん:高速道路も出来て近代化された街ですが、その昔は身近に河童が居たんですね!
葱太郎:まあ、そうだね。とは言っても、
弁慶濠の横を通る高速道路は、オリンピックに向けて1960年代に
整備が進んだので、それまでは前回紹介した本所のようだったのかもね

葱太郎:ほら、場所によっては河童が居そうってとこも今もあるしさ
きゃさりん:確かに…夜とかこの横の道を歩くのは怖いかも

葱太郎:という事で今回のお話はここまでなんだけど、
この河太郎は江戸城の外堀に棲んでいたとされる伝承上の河童なんですが、
なんと!この河童の名付け親はあの「水木しげる」先生なんです!
下の画像のカードの妖怪画、ここでも登場しているんだんだよね
きゃさりん:え!凄いじゃないですか!
葱太郎:でしょ!
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民話伝承999🄫