ぷらっと旅金魚☆秋田編 EX2

ども!琉金です!

埼玉にどデカい穴が空いて水の使用制限がされたり、全国に大寒波が襲来して大雪が凄かったり、元SMAPの中居くんがあれでフジテレビがあれしてって時に、朝からこじるりの速報があったり、岐阜でツチノコの捕獲イベントの開催がされるとか何ともな毎日ですね。ホントにどうなるんだ日本、大丈夫か?

と言うことで、『ぷらっと旅金魚』はEX(番外編)のそれもEX2として『男鹿のその後の話』をお話させて頂こうかと思います。ではでは!

さて、昼メシを食べて道の駅で土産を買ってもまだ余る時間。流石は何故か日中帯が1時間半に1本しか無いだけのことはあるぞJR男鹿線。

予定外の展開に少々困惑しつつも、自分の旅行では有りがちな展開なので即座に近場を検索してめぼしい観光スポットを探す。

で、見付けたのがこちらの神社。

船川神明社は創立不祥なれども明治5年に村社に列し、「舟川氏の古館跡、昔時、秋田実季の家臣船川右近、藤原信の居りし所、船川中島に鎮座せる神明社なり」と男鹿名勝誌に記され産業の神として尊敬されているのだとか。

高台からは男鹿の海を一望できます。

情緒あふれる良き景色ですね😌

毎年5/20・21の2日間、男鹿市船川地区では船川神明祭が開催されんだそうで、御神輿を乗せた漁船が港内を時計回りに3周する「神輿の海上渡御」が例祭の当日に行われるだとか。これは見てみたい!

しかし、本来の目的は同じ境内にあるこちらの神社。

「佐竹神社」。そう、あの佐竹です。初代秋田藩主である佐竹義宣公をなんと!ここではハタハタの神様、ご祭神として祀ってるんだとか😲

また、ハタハタを象ったご幣でくじを釣り上げ、初漁時期、方角、豊漁・不漁を占う鰰占い(おみくじの儀)が行われているそうで、もしかしたら何らかの形でもそれがみれるかと期待したがまだ時期が早かったのか残念ながら見れませんでした。

さて、気を取り直し御朱印(書置きでした)もしっかりと頂いたところで次なる場所へ。

次なる場所は「大龍寺」。先ほど道すがら目につき、ちょいと気になったので寄り道を。

こちらの大龍寺は、秋田県男鹿市にある曹洞宗の寺院。山号を海蔵山とする。本尊は釈迦如来。龍神の美女伝説をはじめ、鐘楼堂を兼ねた多宝塔は日本で唯一で、多くの文人が訪れた寺院なんだそうです。(Wikipediaより)

ちなみに拝観料は500円しますが、中では撮影が自由と言う事でしたので拝観することにしました。タイミングよく雨足も強くなって来ましたしね

これって全部金なのかな?だとしたら凄いけどなぁ〜

順路に沿って拝観して回るのですが、とにかく中が広く見所が多いのですが全部を全部紹介出来ず申し訳ないです。

「開山堂」には2階があり、十六羅漢像と三十三観音像がズラリと堂内を囲ってます。これらは龍神信仰の厚い農民や漁民が明治時代初期に奉納したものなんだとか。

続いては「龍王殿」。ここで特筆すべきは『龍神の美女伝説』という日本海に棲む龍神が五衰三熱の苦悩から逃れるため絶世の美女に化身し、俊鏡和尚のもとに通って得度してもらい髪の毛を残していったという龍女伝説が古来より今も語り継がれてることです。

もう、この話に出会えただけで500円以上の価値があります。(というのも、今回の秋田旅行の目的がナマハゲと田沢湖の辰子姫だったのですが、冬季は施設が休みだったりで今回は田沢湖を断念した経緯があったので)

でもって話を戻すと、この時の龍髪の払子と共に寺宝として伝えられてるのが和尚が描いた龍影と(下の写真の絵は違うと思うけど…)

俊鏡和尚が着用した藕糸織の二十五条という珍しい袈裟。

素敵な伝承を知り心底満足しました😊そして、2階の鐘楼堂から景色は紅葉も良い感じで絶景でした。

ちなみに鐘楼堂を兼ねた多宝塔は、日本で唯一大龍寺だけなんだそうです。しかもこちらの大梵鐘は撞くこともできるです!

日本海と奥羽山脈を借景に取り入れたと言う日本庭園ですが、雨という天気と紅葉の具合が相まって素敵な風景を見せてくれました。

くるりと周り「楽水亭」からは龍王殿を正面から見ることも出来ます。ホントに良き景色です。

そして、格子の窓から見る龍王殿もまた素晴らしい!

お寺の方のご厚意で教えて頂いて撮影した写真がこちら。池に映る逆さの龍王殿がまた良い味を出してます。

そしてもう一つご厚意でオリンピックのアレを持たせて頂きました。これはとても貴重な体験をさせて頂きありがたかったです!しかし、なかなか重いんですね

御朱印もしっかりと頂いたところで大龍寺を離れ電車の待つ男鹿駅へ。少々、時間がやば目なので急いで戻りなんとか無事に間に合いました😌

そして次なる場所は追分駅。

駅周辺には何もなく少し不安を感じつつも、本日の最後となる目的地へ足を進めます。

道中はこれと言って何か特筆すべきものがなく、淡々と長い道のりを歩く、そう歩く、ただそれだけ…

やっと到着したのは、秋田県立博物館。

受付の大理石?には既にベレムナイトとアンモナイトの化石が埋まってる状態で展示されてて、これは期待感が高まります!

で、本題に(この時点で実際には閉館まで1時間を切っていたりしました)。

さて、館内は常設展示と企画•特別展示等があり、今回は時間も限られているので常設展示に絞ります。さらに言えば常設展示は人文展示室、自然展示室、秋田の先覚記念室等などがありますが、自分の目的はただ一つ!自然展示室。

自然展示室は地質の展示である「大地の記憶」ゾーンと、生物の展示である「いのちの詩(うた)」ゾーンで構成されてますが、ここは言うまでもなく「いのちの詩(うた)」ゾーンへ直行します😤

こちらは秋田市雄物川の河口で発見されたクジラの骨格標本。雄の下あごの歯が扇のような形をしているのでオウギハクジラと言われてます。

お馴染みのナウマンゾウの骨格標本もあります。今からおよそ40万~1万5千年前の日本にはゾウが存在していたと思うと浪漫がありますね😳

で、目的の『デスモスチルス』です。

まあ、ぶっちゃけた話で言えば北米の西岸ではオレゴンからカリフォルニア、アジアの東岸ではサハリンから日本列島の北海道・本州の各地から発見されているので珍しさという点ではレア度が低いのですが、逆に言えば確実に存在した可能性の高さがある。それが良い!

そしてデスモスチルスと言う名にあるように(ギリシャ語のデスモス(束ねる)とスチルス(円柱)から名付けられました。)、歯の化石がのり巻きを束にしたような唯一無二な形がまた良い。

特に愛して止まない理由は、何と言ってもこの風貌にある。始めて見た時はカバなのか?と、仮にカバだとしても日本にカバが居たとしたらゾウ以上に驚きかと😱

さらに言えば、この外見に半水棲と言う特徴を含めてもカバっぽいのにカバの仲間で無い。まさに謎の生物だ。

せっかくなので横からのデスモスチルスの姿も。

類似した生物で『パレオパラドキシア』(太古の矛盾した生物という意味)がおりますが、こちらも今後機会があれば紹介して行きたいと思います。あと東北だとヤマガタカイギュウとか紹介したい生物は沢山あるですが、それもまたの機会に。

他にも目を向けて行くと、床下にも骨格標本があることに気付きます。え?こんなとこにw

床下に展示された超デカい化石は「デワクジラ」の化石でインパクト抜群です!こちらは1971年に出土した化石で出羽丘陵で見つかった事から名付けられたそうです。

1000万年ほど前までは秋田県の位置が海だったと思うと感慨深く、そりゃクジラの化石も出てくるもんですね(他にもメガロドンなんかの化石も発見されてるし)

さて、続いては化石では無いですが、ここまでアピールされてしまっては見るしか無いと思うので…

全体を写真に収めようとすると、何だかこじんまりしてしまい伝わるべきものが伝わらないのが歯痒い

近すぎたら近すぎで何だか良くわからないしね。(何かもうボロボロ過ぎて使い古された着ぐるみの様にも見える)

そこで館内にいた職員さん曰く、階段の上から撮ると良いとのアドバイスを頂いたのでチャレンジするも

何これ宇宙人の死体?!なんか余計分からんってw

自然展示室には地質の展示の「大地の記憶」ゾーンもありますが時間と記事の都合上、今回は割愛させて頂きます。すみません😥

他にも歴史的なものも展示されていて展示物のボリューム感はかなりのものです。ほんと、時間があれば…

何気に土偶なんかも好きなので興味深い展示が多々あるのに、この時点で閉館にカウントダウンされてる状況故に写真だけ撮るのが精一杯でした。

再び長い道のりを経て、追分駅に戻り宿泊先の秋田駅へ

そう言えば、マンホール(カラー版)をやっと見付けた!

さてさて、すっかり良い時間になってしまいホテルに荷物を置いて夕食へ。

秋田に来たら食べておこうと心に決めていた「末廣ラーメン本舗」。その戸を開けて中に入ろうとしたその時!

何かホワイトボードが貼られているので見てみると…

え?スープ切れのため閉店だって!!

そんな遅い時間ってほどでも無いのにスープ切れになるなんて、末廣ラーメン恐るべし。24時間じゃないじゃんよ~

で、代わりに見つけた西武の地下にあるラーメン屋さんがこちらの「南秋ラーメン」。これ丁度ブラックフライデーだったこともあってか何だかセット(お稲荷さん×2と白玉、お新香が付いてきました)が豪華でした。

ちなみにこちらの南秋ラーメンはゴルフ場の名物だったらしく、「いなり寿司」が付いている理由もゴルフ場のお客様でラーメンだけではちょっと物足りないと言う人の為に「いなり寿司」を付けたところ大好評だったとのことから付けられたそうです。では、白玉は?

その後、ぷらぷらと街歩きをして「鹿角ホルモン」や、

「しょっつる鍋」を堪能し、満腹感いっぱいでホテルに戻り爆睡したのは言うまでもありません。

という事で、気が付けば本編よりもボリューム感のある記事になってしまいました。何が悪いのだろうか?これでも午前の部(ナマハゲ)と午後の部(その他)なんだけどな~。まあ、要するにそんだけ秋田県には見どころがあるんだってことだよね。良いことじゃないですか!

さて、そんな訳で、次回は秋田編の最終回「楽しいおもりんの森へようこそ」に乞う御期待下さい!

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