皆さん、こんにちは。
さて今週末の7/20(土)、21(日)は皆さんが待ちに待った江戸川区の恒例の行事の1つ、『金魚祭り』が行船公園にて開催されるんですが、開催前にこのお祭りの楽しみ方と言うか、数倍楽しむためのお手伝いをしたいと思いますが、その前に…
今回はうちのメンバーより、「いかちゃん」と「のーずくん」がゲストで参加して下さいました!宜しくお願いします!
それではここで「江戸川区と金魚」と題しまして、江戸川区における金魚の歴史をお話したいのですが、ただ話を聞いていても眠くなると思いますので、ここは一つクイズ形式でお二人に問題を投げるので、それにお答え頂こうかと思います。
先ずは江戸川区が金魚の日本三大産地と呼ばれてる事はご存知ですか?そして三大産地と言われるのですが、それは江戸川区と愛知県弥富市とあと何処でしょうか。
【いか】
知らなかった
他産地は石川県?福岡県?
【のーず】
知りませんでした。
広島県
答えは、
奈良県大和郡山市。JR郡山駅から徒歩約15分のところにある「やなぎまち商店街」は、金魚ストリートと呼ばれるほど金魚が町に定着してるんです。それに、金魚資料館なる施設なんかもあるんですよ。(写真は昔のですが)


そして江戸川区は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の日本三大産地の一つとして知られる金魚の産地なのです。ちなみに奈良県なんかは映画をやったり、大和郡山市以外でも金魚アピール(奈良金魚ミュージアムがあったりとか)を結構してるので何気に一般にも知られてますが、愛知県に金魚の産地があるのは意外なんですよね…でも弥富金魚水族館なんて金魚の水族館もあったりするだな。
それよりもさぁ〜!ちょっとお二人さん。
江戸川区以外の産地を知らないのは仕方なしとしてもだよ、江戸川区が三大産地の一つとして知らなかったと言うのはあまりにも悲し過ぎる話でしょ。
これを機に覚えて下さい。何なら手の甲に書いて下さい。
では、話を戻して三大産地の一つである弥富市ですが、どんな経緯があって金魚の産地となったか少し気になりませんか?と言うことで、ここで問題です。
弥富市が金魚の産地となった経緯は何でしょうか。
【いか】
町興し
【のーず】
金魚市💰
答えは、
ある郡山の金魚商人が、東海道五十三次の熱田の宿(名古屋市)をめざす道中、前ヶ須(弥富市)の宿場町で金魚を休ませる池を作って放したところ、その愛らしい姿に魅せられた寺子屋の権十郎がぜひにとこれを購入し、飼育を始めたことが切っ掛けとか。

うーん、二人共近いと言えば近いのかな?いや近くないか…なので残念!
まあ、面白い事で権十郎さんが金魚に魅せられなかったら、その後に弥富市は三大産地の1つでは無かったかも知れなかったのだから世の中なにがどうなるか分からない、これもまた運命的な出会いだったのでしょうね。
さて、三大産地の2つは終わりました。
と言うことは、ここからは満を持しての我らが江戸川区についてのお話ですが、最初に江戸川区内における金魚の歴史をばお話します。
江戸川区内の金魚の歴史は古く、明治末期に本所や深川から金魚養殖が江戸川区に移転して養殖が始まったと言われます。1940年頃には金魚の生産が最盛期を迎え、区内23軒の養殖業者で約5,000万匹を生産するまでになりました。

しかし、昭和30年代になると江戸川区も急速な都市化が進んだ事により、養殖業者は区内から関東近県へ移転するようになったのでした。
さて、ここで問題です。かつては区内に23軒もあった養殖業者ですが、現在の区内の養殖業者は何軒でしょうか。
【いか】
1軒
【のーず】
5軒(第一産業は少なくなったため)
答えは、
堀口養魚場と佐々木養魚場の2軒の養殖業者を残すのみ。


いかちゃん、惜しい!のーずくん、第一次産業は自然環境に直接的に関与しながら資源を生産する活動の事なんだけど、金魚関係あるのかな?漁業ならまだしも…
まあ、それはさて置きとして。
養殖業者の数は激減してしまったのですが、それでも江戸川区は良質な金魚の産地として名高く、日本一の金魚を決定する「日本観賞魚フェア」では、江戸川区産の「琉金」が品評会の最高峰である「農林水産大臣賞」を多数受賞し、「江戸川琉金」としてブランド化され高い人気を誇っているのです!
そりゃ区内の街のあちこちに金魚がある訳ですよ。こちらは船堀駅の壁絵です。

と言う事で前編はここまで、この続きは次回の後編に続きますので、宜しくお願い致します。
